義父の脳梗塞その後

10月中旬に脳梗塞を起こした義父ですが11月中旬のリハビリ病院へ移る事が出来るようになりました。

リハビリの病院へ移る時も自分の足でもしっかり歩行出来るくらい体の麻痺は感じなかったのですが、念のため介護タクシーをお願いしました。

初めて介護タクシーを間近で見ましたがすごいですね!
車椅子のまま昇降台の上に乗って車椅子ごとシートベルトで固定してくださりました。
料金は割増価格です。

リハビリ病院に移り、はじめに私と義母は病院の説明や利用方、規則案内などをしてもらいその間に義父は病室へ案内されていました。

一通り説明を受けてから私達も病室へ案内してもらいその後病棟の部長さんが義父に色々な質問や身体的に出来ることや認知部分のテストをしてくださいました。

身体的にはよーく見ていないと分からないほど左右差の麻痺を感じる事はありませんでしたが
認知のテストでは、先生がペン・鍵・カードの3種類の物を見せて指示したものがどれか選ぶというものだったのですが、同じものを選ぶことは出来ずやはり少し理解能力がおちているのを感じました。

ある程度義父を初見した後は別室へ案内されて
今後のリハビリの方針や様々な検査の説明と同意書にサイン・また義父の今までの健康状態や趣味嗜好などの問診などの記入、そして嚥下が出来ない事へのリハビリのアプローチ方法や胃ろうの検討のお話がありました。

胃ろうはリハビリをしばらく続けて最終手段として手術するのかと私は思っていたのですが
1ヶ月後を目処に胃ろうの手術をするかどうかを判断するとの事でした。
胃ろうをしたとしてもリハビリを続けて行くとの事で安心しました。
現状が鼻からチューブで直接栄養食を入れてる状態なので、ずっと喉を圧迫し続けてるので飲み込みにくいとのことでした。

義母は胃ろうしないといけないかもしれないという話にひどく落ち込んでいました。

その後は毎日OT・PT・STの先生からリハビリを受けたり
見本を見ながらであれば同じ文字を書いたりしていました。

12月に入り、先生から今後の治療方針の説明があり嚥下テストの結果は思わしくなく
すぐに回復する見込みが無く長期戦になるとのことで
年が明けたら内視鏡での胃ろうの手術をするという事になりました。

しかし義父の胃の位置が上の方にあるため、もしかしたら内視鏡での胃ろうの手術自体が出来ないという可能性もあることがお話にありました。
手術の可否は事前にはわからず、実際に手術日に胃を膨らませてみてからでないと判断出来ないということでした。

その後12月後半にコロナに罹患し、立て続けに肺炎にもなりしばらくしんどそうにしていたのですが無事回復もして、年末年始を迎えられました。

そして年が明けて先日胃ろうの手術をおこなったのですが、先生が事前に説明してくださっていたように胃の位置がやはり上の方にあり内視鏡を使っての胃ろうの処置は出来ず
胃ろうをするとなると大きい病院に移っての外科手術になってしまうとの事でした。

入院していたリハビリ病院では外科的な胃ろうの手術はできないので、3月に再度転院しました。

転院する少し前くらいから昼食をほぼ完食できる日々が続いていて、鼻からのチューブが抜けたらさらに食べやすくなるであろうとお話でした。

転院の日、義父は身体的な麻痺はほとんどリハビリのお陰で感じる部分はなくなっていて
(梗塞部の影響は失語と嚥下の部分だけに強く麻痺が残っているようです)

自分で歩いて車にも乗り込んだり移動も自分で何の補助も必要なくできました。

転院して1週間後に先生との手術に関する説明の日に
病院でSTさん(言語療法士)の評価などや先生の診察で胃ろうの手術は必要ないのではというお話でした。

その日まではまだ1日1回昼食のみ(STさんの見守りの中での食事のため)
この日から鼻からのチューブを抜いて少しづつ食事の回数を増やしていくという事でした。

1週間後の経過報告では3食自分で口から食事をとっており
さらに1週間後には刻み食から一口サイズの食事形態まで本人の希望で変更してもらい食べられているとの事。

義母と私で栄養管理指導(今どんな形状のものを食べているかや、どの程度のとろみを付けているか、また通販の介護食の案内の説明)を受け退院も間近かな?というところまで進んでいたのですが

退院指導にあたり、先生・本人・私達家族・各リハビリの先生などとの話し合いがあり
退院後のどんな介護サービスを使っていくのが良いかの話し合いがあったのですが

本人(義父)は「何でも自分でできると。」言わんばかりにどれも手をふり断っていました。

介護サービスを使わないと言うことは、ケアマネージャーさんに付いてもらえないということで
介護保険が使えません。

ここでの1番の問題は、家族が介護サービスを希望していたとしても
本人が希望しなければ、訪問リハビリもデイサービスも使えません。
先生が1番心配されていたのは、毎日生活を共にする義母に疲労が溜まってしまうことでした。

この日の話し合いはここで終了しました。

その後、義父が自宅に戻るにあたりSTさんの評価では自宅の改装指示はなかったのですが
手すりをつけたい場所があるというので一時退院をして工務店さんと打ち合わせをしました。

が、介護保険を使うには前述の通りケアマネージャーに付いてもらう必要があり話が行ったり来たり。。
結局訪問のリハビリを受けることに同意して、また1から…

これが老害なのか〜としみじみ感じました。

自分のわがままや思いつき、自己評価を正しくできない。
それにより沢山の人を振り回していることなどが分かっていない。。

これからもこのワガママに付き合っていかないと行けないのかと思うと気が重いですが
そんなことを言っていても仕方が無いので
あまり1つ1つのことに心を乱されないように私自身心の鍛錬だと思っていこうと思います。笑


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